佐久市のぱーる歯科、院長の青木恭子です。
「あたらしい歯周病の分類」
について、解説します。
1999年(平成11年)から2018年(平成30年)迄の分類では、歯周病を「慢性」と「侵襲性」大きく二つに分けるという考えでした。
2017年にシカゴで行われた世界的な歯周病学会では、科学的なエビデンスを下に、世界のインプラント専門家、歯周病専門家によって、話し合われました。
その後、話し合いやレポートによって、歯周病の分類が大きく変わることが決定しました。
日本でも、
2019年12月に日本歯周病学会により、
公表されました。
現在は、進行状態ではなく、歯周炎は「グレード」と「ステージ」によって分類されます。表をご参考下さい。
つまり、
皆さまの今の状態や取組み方が今後を決めている
という考え方です。
グレードB以上、ステージⅡ以上の皆さまが、自己判断で、メインテナンスを放棄することはグレード、ステージが上がってしまうことを意味します。
とくに
基礎疾患をお持ちの方、喫煙される皆様、
真面目に通われて劇的に治癒してきている方も少なくありません。どうか健康を手放さないでください。
コロナ期間にも在宅でできることはたくさんあります。
私たちはいつも皆さまの口腔ケアを一番に思ってます。
この期間、
電話やオンラインでの相談も承っておりますので、
ご利用くださいませ 。
※参考文献;日本歯周病学会